まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ!
普段は、「綺麗なバラにはトゲがある」という言葉がよく似合う、
ちょっとキツめの美女、セイラさんですが、
この、コズンさんのザクに捕まった時の「弱ったセイラさん」は、
ちょっと色っぽかったですね。
この時のセイラさんのセリフでも言われていますが、
一般的にガンダムの外部目視用のカメラはこの…
頭部にあると思われてます。
まあ、実際に宇宙飛行士のトレーニングを受けた人が
このくらいのことで酔ったりするワケはないとは思いますが…^^
とはいえ、メインのカメラを頭部に設置してしまうと
このような状態で移動した場合、
自機の姿勢や位置を誤り、誤操作の原因になり易いので
一瞬の判断の遅れが生死を分ける戦場では、命取りになりかねない。
というわけで、
メインカメラは常にコクピットの向きと同じ方向を捉えるように
固定された場所に取り付けるべきでしょう。
(前々回の私の妄想のように、パイロットのヘルメット、視線に完全連動というのであれば話は別ですが…)
ではコレは、いったい何のために付いているのか…?
サブ武装のバルカン砲が装備されていて、その砲塔としての役割はありますが…
それ以外には…ただの飾り?
イエイエ、作戦行動中は頭部を敵機に向けている状態がよく目撃されていることから、
基本的にはいわゆるレドーム、
望遠カメラ、レーダー、パッシブソナー、サーマルセンサーなど指向性の高い各種センサーを装備して、より綿密な索敵を可能にしているのです。
通常時には自機の進行方向へ向けておき、
必要に応じて、ボタン一つで、パイロットのヘルメットと連動させて細かい索敵をすると…
「何かが見えた気がしたんだ」
望遠カメラ 「気のせいだったかな?」
み…、見えない?
今回の話題は、
このヘルメット…
コレって…、上、見えなくネ?
このひさしのような物は、一体なぜ付いているのか?
はっきり言って、一番見たい方向が見えない。
もちろん、進行方向に向かってシートやコクピット全体が
リクライニングや回転する機構になっていただろうことは、想像に難くないのですが…
通常、パイロット用のヘルメットというのは、できるだけ視界を広く取れるように出来ているものですが…
実は、この「ひさし」にヒミツの機構が…
この部分には、パイロットの眼球に直接光を送り込み、
3D画像で外部を見せる機能が付いているのです。
実のところ、コクピット内の2Dモニターはあくまで補助として装備されているだけで
メインの視覚情報はこのヘルメットから送られてくるのです。
ビームサーベルでの切り結び、殴る蹴るの格闘戦、宇宙空間でのドッグファイトなど
“間合い”が非常に重要になる戦闘では、
3D画像による自然な距離感覚は欠かすことの出来ない重要な情報です。
特に、ただでさえ距離感のつかみにくい宇宙空間では
2D映像を頼りに戦うなど自殺行為です。
さて、現代のいわゆる「3D映像」を見ていて、見にくかったり、目が疲れたりすることが多いと思いますが、実はコレは、現代の3D画像の仕組みに問題があるのです。
現在「立体映像」と呼ばれている映像は、左右の眼球の位置の違いから来る、見ている物体との角度の差、コレを再現した映像を、各眼球に別々に見せることにより、立体のように見せるというシステムです。
しかし、人間の眼球中には、ピントを合わせるために、
見ている物体との距離にあわせて水晶体の厚さを変えるという機能が備わっており、
その3Dとして再現された映像が1mの距離に映写されていれば、
その内容が100m先の物体を映していても、眼球のピントは1mの位置にあわせなければなりません。
つまり左右の目に入ってくる映像の角度の差による距離感と、眼球があわせるべきピントの距離とが違ってしまう訳です。
コレが“立体映像”を見たときに目の疲れる原因なのです。
それでは、この不自然さを解消するためにはどうすればいいか…
そう、そのピントの合う光を眼球に直接入射すればいいのです。
センサーによってヘルメットの向き、眼球の向きと焦点の距離を読み込み
連動したカメラから映像を直接眼球の送り込む。
この辺りに、眼球連動のカメラを設置すれば、
視界はまさに、18mの巨人になったかのような…
モビル“スーツ”と呼ぶにふさわしいものになるでしょう。
というワケで、そのための機構がその“ひさし”の中に装備されてるのです。
というわけで、アムロ君が劇中でひさし越しにやぶ睨みで前方を凝視していることが多くて、「前が見えてなくネ?」と心配なされてた皆様、ご安心ください、
アレで正常だったのです。
「真・ガノタの部屋」の管理人さん、ごめんなさい。
えー…、
何も考えずに「ガノタの部屋」という題名でこのページを作ってきましたが、
先日、ふと思いついて検索にかけてみたところ、
既に同名のページを運営されている方がいたようで…。
アチラのページに少なからずご迷惑をおかけしたのではないかと思い、
ここにお詫びと共に、改題することにいたしました。
申し訳ありませんでした。
上記の記事に関して「真・ガノタの部屋」の管理人様からメッセージをいただきました。
>機動戦士ガンダム 技術研究論 序説 管理人様
>私も何気なく検索かけたところ、貴方様のコメントを拝見することとなりましたが
>こんなバカなサイトのことを気にかけて頂き本当に恐縮しております
>真(は(新)とかけてです)とつけたのは単に当方の旧サイトとの区別を目的とするものであり貴方様
>のサイトに対する対抗意識などからではございません
>当方は同名でも特に気にしません
>こちらこそ本当に申し訳ありませんでした(2009/03/03)
モード切替
ゲーム等でモビルスーツを動かしていると、
色々気になることがでてきたりする…
多くのゲームでは、当たり前のように扱われているますが…
アニメ本編では、ほとんど語られてはいないこと…
ソレは…操縦法。
地上では、
ジャンプも出来る二足歩行戦車。
宇宙では、
手足の生えてる宇宙船。
簡単に言っても、
ロール、ピッチングの2軸と上下への移動の3種類の姿勢制御を余分に行わなければいけません。
また、その全てが、地面を蹴って行うのと、スラスター+AMBACで行うのでは、
そのレスポンスが全く異なってくるのではないかと…
当然、入力に対する出力のシステムには
地上モードと宇宙モードで大きく違いがある…はず。
状況に合わせてモードを切り替えなければ
戦闘どころか移動もままならない。
ドレンさんの艦隊が全滅してるウラで
こんなことが
あったとかなかったとか…
白い悪魔?
本来キモオタの彼に
なにゆえ、最新鋭モビルスーツのパイロットが務まったのか…?
ソレは…
人材が豊富(?)なホワイトベースでナニゆえ彼が
モビルスーツ・ガンダムに乗り込むハメになったのか…?
ソレはやはり、セッティング能力を買われたのではないかと…
モータースポーツでは、そのドライバーに求められる能力として、
ドライビングテクニックと同じくらい重要なのがセッティング能力。
各レーシングチームは、レースに勝つために
毎レースごとに、サーキットにあわせて彼らのマシンをセッティングする。
各ギアのギア比、タイヤの種類、
サスペンションのダンピング特性やジオメトリー、
エンジンの出力特性等々
マシンのあらゆるところに手を加え、必要なら大きな改造をも行う…。
当然、マシンに対するある程度の知識は、必要になってくる。
というワケで、
モビルスーツも…
アムロ君が、色々とスペシャルコマンドをセットアップしたおかげで…
というワケで、
きょうもアムロ君は
セッティングに余念がない。